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「 M 」二十五回目

「お風呂からあがって牛乳を飲もうと思った。いつもは、黙っとっても牛乳が出てくるのに出てこん。かあちゃんを見たら、なんの表情もなくボーっとしとる」たけし君は、そのあと取り憑かれたように喋った。父と母が、見掛けはそのままなのに、どう違っていったか、日々、顔に皺が出来、見る見る老けていったか。ある時、自分もなく意識をなくし、気がついたら今だった。たけし君は、そういうと、ブルッと体を震わせた。緒方は、たけし君を抱くと、語り始めた。「この村の住人、それも女性が、まるで集団ヒステリーのようにおかしくなった」

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