たけし君の股間から離れたそれは、度重なる消火器の攻撃に疲れた感じで、ヨタヨタと部屋の外へ出ていった。緒方は、その後を追った。「ゆかりさん、貴方は、たけし君を見てくれ」ゆかりは、部屋の隅でぐったりしてるたけし君を抱き起こした。「たけし君、大丈夫?」たけし君は、薄く目を開けると、きょとんとした表情でゆかりを見た。「お、おばさんは誰れ?」たけし君は、おびえた口調でそういった。「わたしよ。ゆかりよ」ゆかりは、たけし君の両肩に手を置いた。たけし君は、いやいやするように顔を振った。ゆかりの事を覚えていない!
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