鎌首を緒方の後頭部に突き立てようとしたその時、白い煙りが物体にまとわりついた。奇怪な叫び声をたて、そいつは緒方から離れ廊下に落ちた。鎌首で牽制しながら、たけし君の部屋に入った。煙りの向こうに、消火器を持ったゆかりがいた。「消火器で呼吸が困難になった。やはり、あいつは生き物だ」緒方は、たけし君の部屋の障子を見つめながらいった。「生き物?一体何なの?」ゆかりは、ヒステリックに問うた。緒方は、落ち着いた声で答えた。「あいつが何者か?あいつこそ、貴方を、そしてこの村の女性を悩ませていた正体なんだよ」
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「 M 」二十回目
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