湯治屋の部屋で緒方とゆかりは向かい合って座っていた。
緒方は、お茶を運んで来たお婆さんをじっと見つめた。
確に、婆さんだ。この人が、この旅館の若奥さんの松子とは思えない。
部屋を出ていくその人に、緒方は声をかけた。
「松子さん!」
呼ばれた、老婆は入り口で足を止め、ゆっくりと緒方に振り向き、微妙な笑みをもらした。出ていく老婆を見送りながら、緒方はしきりに首をひねった。
「ゆかりさんの言う通り、どう見ても婆さんだ」
緒方の言葉に、うなづきながらも、ゆかりはもっと気になることがあった。あの奇怪な生き物の事だった。
コメント (2)
異形の予感???
投稿者: たけちゅう♪ | 2007年02月20日 01:50
日時: 2007年02月20日 01:50
蛇マラに、巨大蜘蛛、、奇怪、、これはまさしく、竹内さんの、原体験(あのポスター^^)ではないでしょうか。。
投稿者: 城 拓也 | 2007年02月20日 12:32
日時: 2007年02月20日 12:32