幼い頃、「少年」という雑誌があって、その中の記事ページにモノクロで怪獣の写真が載っていた。街頭のある街に四足の怪獣がいる写真だった。
今思うと、それはレイ・ハリーハウゼンの
「原子怪獣現る」
のスチールだったのだが、もちろん当時の僕はそんなこと知るよしもなかった。
ただ、その怪獣の迫力とかっこよさに、呆然と写真を見つめ続けたのである。
多分、その瞬間に決定したのだ、僕が恐竜タイプの怪獣を好む癖が。
だから、新しい怪獣を創ろうと藤沢とおる氏と話し合いを持った時にも僕の頭の中には恐竜タイプの怪獣が浮かんでいた。